2004-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「絵本についての僕の本」−片岡義男−

明日から5連休。こんなにお休みが続くゴールデンウィークもなかなかない。今の会社に入るまで私はゴールデンウィークやお盆がお休みというのがなかったので、予定もないのに休みが続くのにどうも慣れない感じがします。 いや5連休中にやらなくちゃいけない…

「カレンダーの余白」−永井龍男−

朝、ぼんやりと目をあけると少しだけ開いたカーテンの向こうに青い空が見える。「あぁ起きなきゃなぁ」と思いつつ、また夢の世界へ。しばらくすると隣の部屋で携帯がなっている。「あぁ今度こそ」と思う。布団を持ち上げ、椅子の上に置いてあった眼鏡を取っ…

「A Designer’s Art」−Paul Rand−

会社を出て携帯をチェックすると「飲みに行かない?」というメールが来ていて、赤坂見附で飲むことになったので、待ち合わせの時間までに東京ランダムウォークで時間を潰す。 特に買うものもなく期待もせず店内を回りながら何気なくこの本を手に取ってみたら…

「EXPO’70 伝説 日本万国博覧会アンオフィシャル・ガイドブック」

先週の木曜日から歯茎が腫れてきて、週末は痛い歯(というより耳の裏?首筋?)を押さえてうなってました。どうやら親知らずが隣の歯に当たってしまっているらしいです。とりあえず金曜日に会社を休んで歯医者に行って炎症止めの薬をもらったので炎症はおさ…

「私の一日」−里見トン−

里見トンの本は、岩波文庫から出てる随筆は昔読んだりしていたのだが、一度まとめて読んでみたいと思いつつなかなか手に取ることがなかったする。 この「私の一日」は里見トンが80歳過ぎてからの随筆集で、永井龍男の随筆と同じように鎌倉での日々や若かった…

「木をみて森をみない」−青山南−

翻訳家の中でもし柴田元幸派と青山南派があるとしたら私は青山南派で、「訳:青山南」となっているだけでそのその作品や作者を知らなくても読みたくなってしまいます。といっても全部の本を読んでいるわけではないし、柴田元幸が訳した本も読んでますけどね…

「This Is London」「This Is Paris」−Miroslav Sasek−

ニューヨーク編とサン・フランシスコ編に続いて復刊されたサセックの本が届く。前回の時も注文してから届くまでが早かったけど、今回は寝る前に注文しておいたら次の日の昼に「配送しました」というメールが来てその次の日に本が届くという・・・・。かなり…

「町からはじめて、旅へ」−片岡義男−

本腰を入れて片岡義男のエッセイを読んでみようと思っているのだが意外と古本屋さんで見かけることがない。いやそもそも新刊の本屋さんでも片岡義男のコーナーってなかったりします。もう過去の人ということなのだろうか?角川の文庫はブックオフにいっぱい…

「レイモンド・ローウィ展」

渋谷の公園通りにあるたばこと塩の博物館で5月16日まで開催されている「レイモンド・ローウィ展」の図録。ずっと行こうと思っていてやっと日曜日に行って来ました。ローウィの展覧会自体もおもしろかったけれど、常設展示のたばこに関する展示も「世界の喫…

「庭の砂場」−山口瞳−

珍しくストックして置いた本がなくなってしまったので(実を言えばほかに山口瞳の本がストックしてあるのだが・・・・)、読んでみたけれど、やっぱり読まなきゃ良かった。めちゃくちゃ落ち込みました。もう10代じゃないんだから本を読んで考え込んだり落ち…

「relax 2004/05」

今回の特集は「NOKIA」と「文房具」。最近、古本屋であまりみかけないせいでぜんぜん買っていなかった「relax」ですが、お昼ご飯を食べる前にちょっとだけ寄ってみた東京ランダムウォークで即買い。「relax」の特集なんてそれほど中身が濃いわけではないけど…

「男性自身 英雄の死」−山口瞳−

山口瞳の本を読み続けていると、「こんなとき山口瞳だったらこんなふうに言うだろうなぁ」とか「山口瞳だったらこの事件についてこんな風に書くだろう」なんて思うようになってしまう。そういう意味では今の私を山口瞳が見たらかなり怒られ、そしてあきれら…

「緑色のバス」−小沼丹−

この本は2月くらいにamazonのマーケットプレイスで買ってものなのだけれど、もう少し暖かくなったら読もうと思ってとっておいたのは、単に「緑色のバス」というタイトルに春を感じたから。でもこの短編は緑色のバスに乗ってロンドン郊外の動物園に行くとい…

「コチャバンバ行き」−永井龍男−

昨日は1年以上会っていなかった友達と久しぶりに会いました。今日から新しい職場で働くということでそれほどのんびりもできなかったのですが、会わなかったあいだのお互いのことや会わなかった理由などいろいろ話せてよかった。同じような歳で性格的もちょ…