2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「三の酉」−久保田万太郎−

本というのは、文字を読むだけではないのだなぁと。行間のみならず、少しすれかかった函や背だけが焼けて薄くなった布張りの本体、黄色の紙、押したように少しへこんだ活字・・・・など、そういったものすべてがこの小説の醸し出す雰囲気や世界観を作り出してい…

「なつかしい顔」−小島政二郎−

なんとなく、昨日のつづき・・・・ はなうたサーカスの次に登場したSAIToCAMELは、WATER WATER CAMELというバンドの人らしいのですが、ギターもうまいし、声も通るし、バンドより弾き語りのほうはいいのでは、と思ったりして・・・・。もっともわたしはWATER WATER C…

「ボタンくんとスナップくん」−オイリ・タンニネン−

なんとなく8月は、昼間はだらだらしてしまって、夕方頃になってから、ちょっと出かけてご飯を食べて、その辺を歩いて帰ってくる、という休日を過ごしてしまいます。朝、起きるのが遅かったりすると、でかける時間がちょうど一番暑いときだったりするのがい…