2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「結婚しません」−山口瞳−

この「結婚しません」は、かなり前に買っていて、同じ結婚をテーマにした「結婚します」を読んだらその後に読もうと思って置いてあった本。流れとして「結婚しません」→「結婚します」よりも「結婚します」→「結婚しません」のほうが自然な感じだと思ったの…

「身辺すごろく」−永井龍男−

朝起きると、暖かくてちょっとうれしくなったり、いきなり寒くなってがっかりしたりしている毎日ですが、こういう繰り返しの朝が数週間続いて春になっていくのでしょうね。今度の休日は、春にむけて自転車を磨いてみようかな、なんて思ってます。 井の頭沿線…

「アァルトの椅子とジャムティ」−堀井和子−

昨日に続いてカメラ、コニカC35の話。 今壊れてしまったコニカC35は3代目で、一番はじめに買ったのはもう15年くらい前になります。ちょうど友達何人かと神戸に遊びに行ったときに、なぜかデパートであっているカメラ市なんか寄って、見てまわっているうちに…

「緒川たまきのまたまび紀行 −ブルガリア編」

「Pickwick Web」のブックマークで紹介させてもらっている「Osanai design studio」の長内さんから「処分したい本があるので・・・・」というメールをいただき、ずうずしくも週末に長内さんのお宅にうかがって何冊かいただいてきた本の中の一冊。何冊かある…

「熊の敷石」−堀江敏幸−

30を過ぎたぐらいから規則正しい生活をするようになったせいか風邪をひいたりぜんそくが出たりアトピーがでたり吐くくらい胃が痛くなったりすることはなくなったのだけれど、月に2、3回くらい頭が痛くなるのは治らない。何が原因なのかわからないが、まず…

「男性自身 木槿の花」−山口瞳−

直木賞をとった時から飛行機事故で亡くなるまでの向田邦子の想い出をつづった「木槿の花」を中心に編纂された本。向田邦子が亡くなったのは1981年のことで、まだ小学生だった私の記憶に残っているのは向田邦子の本を当時読んでいたからではもちろんなく、飛…

「SAM AND THE FIREFLY」−P.D.Eastman−

アメリカの絵本のシリーズといえばGolden Books(Little Golden Books)がすぐに思いつきますが、このDr. Seussのシリーズもポピュラーなシリーズの一つ。最近ではこのシリーズのキャラクターにもなっている「はっとしてキャット」が、マイク・マイヤーによ…

「ユーモアスケッチ傑作展」−浅倉久志 編−

この間東急の古本市で見つけて思わず買ってしまい、久しぶりにこういう翻訳もの読んでみました。この手のユーモアスケッチ夢中になってたのは(って夢中で読むほどの内容でもないけど・・・・)ほんの3、4年前のことだったのに、今では日本の作家ばっかり…

「東京 古本とコーヒー巡り」

こんな本を読んでいると古本屋に行きたくなるなぁ。って、前回も書いてますね。古本屋(あるいはレコード屋)に行くというのは、単に本やレコードが欲しい、ということもあるけれど、単に時間を気にしないで街をうろうろしていたい、という気持ちもあって、…

「日本の名随筆12 古書」−紀田順一郎−

こんな本を読んでいると古本屋に行きたくなるなぁ。って毎週のように行ってますね。この「日本の名随筆」は、気になるテーマの文章を手軽に読めるのがうれしい。かといって端から読んでいこうという感じでもなくて、それはたとえ収録されている曲がいいとわ…

「秋 その他」−永井龍男−

中学の頃から20代までずっと翻訳文学ばっかり読んでいたのが、30代になって永井龍男や吉田健一、庄野潤三、小沼丹、井伏鱒二・・・・といった日本文学ばかり読むようになったせいで、最近本棚が箱ものばっかりになってきたような気がする。「ばかり」という…

「黒いハンカチ」−小沼丹−

小沼丹の本は以前ランカウイ島に行ったときに、「小さな手袋」や「懐中時計」など講談社文芸文庫から出ているものを集めて持っていって、空港や飛行機の中、ホテルの部屋やプールサイドで読み続けたのだけれど、小沼丹の本は手に入りにくいだけにいっぺんに…

「いつか王子駅で」−堀江敏幸−

週末はなんかだらだら過ごしてしまったなぁ、という感じなのだけれど、相変わらず歩き回ったのでなんとなく筋肉痛気味で今週もスタート。2月にはいると春を待つ季節という気分を盛り上げようと週末は久しぶりにソフトロックのレコードを買ってみたりしたの…