2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「場末風流」−小島政二郎−

予定ではPickwickWebのほうに書くつもりだったのだが、小さすぎて私のデジカメではきれいに撮れなかったのでここに書いておくと、西荻にある音羽館が開店5周年記念のピンバッジをもらった。500円以上買うともらえるとのこと。図柄は看板や袋のスタンプに使…

「ku:nel」(Vol.15/2005.9.1)

初めてカリプソを聴こうと思ったのは、いつのことだったのだろうか。結婚前に長崎に行ったときに、マイティ・スパロウのレコードを買った記憶があるので、仮にその前の年の夏としても1999年なので、もう6年も経っている。なのに、いまだに数えるほどしか集…

「角帯兵児帯」−木山捷平−

この本を出版している三月書房は、タテ15.5cm×ヨコ11.5cmの大きさ、函入・糸綴り・箔押の「小型愛蔵本」といわれる本を、1961年から出版し続けている会社。なんと社員は2人だけらしい。サイトを見たら限定70部定価10500円、なんていう限定特装本も出してま…

「ささやかな日本発掘」−青柳瑞穂−

もちろん私は骨董収集なんていう趣味はなくて、骨董に関する本もこの青柳瑞穂と青山二郎の書いたものくらいしか読んだことはない。どちらかというと青山二郎の方が、骨董にのめり込んでいると同時に、逆にどこか粋でかつスマートというイメージなのだろうか…

「居心地のいい店」−小島政二郎−

私が勤めている会社の本社は名古屋にあるので、東京にいる人でも、単身赴任してきた人や週に3日だけ東京に来て残りを名古屋で仕事をするなんて人がいたりする。私は、営業でもないので、基本的にテレビ会議とメールでやりとりするだけで名古屋に行くことは…

「テキサス無宿/キキ」−谷譲次−

みすず書房の「大人の本棚」シリーズで小沼丹と出会ったことが、私の読書生活に大きな変化と収穫をもたらしてくれた、といっても過言ではない。「素白先生の散歩」もおそらく元の本が手に入りにくいだけにうれしかったし、佐々木邦の「心の歴史」や小津安二…

「ポラロイドライフ」−モノグラム−

PickwickWebのほうを調べてみたら、私がポラロイドカメラを手に入れたのは、2003年の2月でした。コツコツとページを更新しているとこういうときに便利。といっても、前回、京都に行ったときに買ったので、わざわざ調べるというほどでもない。そのあと、北欧…

「田中小実昌エッセイコレクション1 ひと」−田中小実昌−

根気がないのか、あきっぽのか、一つのシリーズをきちんと集めると言うことができなくて、「田中小実昌エッセイコレクション」もまだ全部読んでいなかったりします。もう刊行されて3年近く経っているのでそろそろそろえておかないと手に入らなくなってしま…

「末枯・続末枯・露芝」−久保田万太郎−

少し前のこと、カヌー犬ブックスのイベントやったときに、友達に「幸田がiPodを持っていないなんて意外だった」と言われたのですが、私はウォークマンの時から外で音楽を聴くという習慣はまったくなくて、電車の中では、たいてい寝ているか本を読んでいるか…