2004-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「奥付の歳月」−紀田順一郎−

「サンデー毎日」に1992年から2年間連載したコラムを中心にまとめた本。そのころに復刊された本について、その周辺のことについて書かれたもの。内容的にはものすごくおもしろいのだけれど、一つ一つの文章が短いのでちょっと物足りない。週刊誌の連載だか…

「relax 2004/06」

「relax」では恒例となりつつあるラヴァーズ特集(そしてビーチサンダル特集)。こういうディスクガイドを見てそこに載っているレコードをチェックするなんてことはもうしませんが、雑誌のほうはなんとなく買ってしまいます。 最近イージーリスニングのいい…

「如何なる星の下に」−高見順−

何の本だったか忘れたけれど、「戦前の浅草の様子が描かれた本」として紹介されていた作品。実際、仕事場として浅草にアパートを借りている書けない作家が、書けないままレヴューの女の子に恋をしたり(でもかなり一方的で最初から最後までで一回しか直接会…

「しょうぼうてい しゅつどうせよ」−さく:渡辺茂男/え:柳原良平

わけあって(というのも変だけど)友達から柳原良平のグッズをいくつかプレゼントされたので昨日に続いて絵本。 その人曰く「これだけ柳原良平グッズをプレゼントしたらもう集める気なくなるだろう」ということだが、いくつか集まってくるとどんどん集めたく…

「うみべのハリー」−ジーン・ジオン−

おなじみ「どろんこハリー」の続編。家の人たちと海水浴にでかけたハリーが、まわりの海水浴客を巻き込んで大騒ぎになる、というお話。犬や猫を主人公にした絵本は多いけれど、ジオンの描くハリーは愛嬌があってどこかとぼけているようでもあり気に入ってい…

「遊び時間」−丸谷才一−

ちょっと時間があったので暇に身をまかせて気になる作家やその中で読んでみたいと思う(タイトルの)本のリストを作っていたら、400冊以上になってしまった。4日かけて一冊読むとしても4年以上、一冊800円としても32万円かぁ。いやそもそもリストアップさ…

「ことばの力」−外山滋比古−

続けて外山滋比古。表紙も内容もほとんど同じような感じですね。先月末に歯茎が痛くなって以来、10年以上ぶりに歯医者に通ってます。歯茎の腫れのほうは親知らずが原因だったのですが、虫歯になりかけているところが何本かあるらしい。 子供の頃から病院に通…

「ことばのある暮らし」−外山滋比古−

外山滋比古の本は前から気にはなっていたんだけれど、何から読んでいいのかわからなくてずっと保留にしていました。このあいだも書いたけれど最近同じような本ばかり読んでいるのでとりあえずブックオフで105円で売っていたこの本を購入。中公文庫だしね。 …

「うちの器」−高橋みどり−

GWに引き続いて午前中から部屋探し。5月に入っていろんな部屋を回って疲れたけれど、まぁいい感じの部屋が見つかってよかった。また久我山近辺です。あとは引っ越し。こっちも荷物多いしたいへんそうだなぁ、って他人事ではないのですが・・・・。まずはい…

「文房具を買いに」−片岡義男−

特に理由はないけど文房具が好き。ここに出てくるスコスはもちろん、ソニプラや伊東屋にいって文房具をみているだけでもなんだか楽しい。 でも家で仕事をしているわけでもないし、そもそも手帳にこまめにスケジュールやさまざまなメモを書き込んだりするとい…

「男性自身 困った人たち」−山口瞳−

同じ本ばっかり読んでいるなぁ、という気がする。山口瞳、永井龍男、そしてときどき吉田健一、片岡義男という感じ。実際、この日記は今日で127回目(一回に何冊か載せているときもあるので127冊ではない)なのだけれど、そのうち山口瞳の本が20冊、永井龍男…