「私の一日」−里見トン−

里見トンの本は、岩波文庫から出てる随筆は昔読んだりしていたのだが、一度まとめて読んでみたいと思いつつなかなか手に取ることがなかったする。
この「私の一日」は里見トンが80歳過ぎてからの随筆集で、永井龍男の随筆と同じように鎌倉での日々や若かった頃の自身の話、志賀直哉泉鏡花といった友達とのエピソードなどが綴られています。文章は比較的軟らかいのだけれど、旧かなづかいなのでちょっと読みにくいと思ってしまうのは、単に私の勉強不足のせいです。
随筆のほかにも「彼岸花」や「多情仏心」「安城家の兄弟」といった小説も読んでおきたいところ。そもそも「極楽とんぼ」さえまだ読んでない私ですから・・・・。

そういえば先週の土曜日に前の会社の人に誘われて久しぶりにレコード回しました。渋谷の六本木通りからちょっと入ったところにあるSoftという、それほど大きくないゆったりとできるような場所。
あんまり新しいレコード買ってないので去年までやっていたリボルバーの時と同じようなイージーリスニングとソフトロックを中心に、お客さんがまだ少ない早い時間に自己満足でハーフビーやルーファス、ヲノサトルかけたりして、ひとり盛り上がってみたりしてました。でも体力が持たず終電で帰宅。次の日とか気にしてるようじゃダメですね。