2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「クレイジー・キッズ・フード!」−スティーブ・ローダン/ダン・グ

このアイコン・シリーズは、有名な写真家からビザールなもの、レトロなもの・・・・など、たくさん出ていて、中には「トラベル広告」や「アメリカン・アドバタイジング60s」など、ちょっとひかれるものもあるにはある。でも、すぐに折れそうなソフトカバーの…

「アムール 翠れん」−ホンマタカシ−

1月のはじめにユトレヒトでやっていた「ホンマタカシ写真集『アムール 翠れん』発刊記念 ロシアの旅の写真展」を見に行った時に予約した本が、入荷されたという知らせが来たので、土曜日に取りに行った。とりあえず中目黒で降りて、雑貨屋などを見て回って…

「ペケさらんぱん」−小島政二郎−

小島政二郎といえば、雑誌「あまから」や「食いしん坊」など食べ物に関する著作を、まず思い出します。でも、食べ物に関係ない作品を前から読みたいと思っていて、探していたのだけれどなかなか見つかず、結局、ほかに探していた本と一緒にネットで注文。週…

「白い屋形船・ブロンズの首」−上林暁−

こう言ってはなんだけれど、阿佐ヶ谷文士、鎌倉文士、私小説家という偏った本ばかり読んでいるせいで、この上林暁や木山捷平、外村繁、尾崎一雄・・・・など、それぞれの作品の内容や経歴がごちゃごちゃになってしまい、本を読んでいると、「この時期に大き…

「新しいデジカメ カシオ『EXILIM』」

たまにはきちんとPickwickのほうも更新しようと思っていたら、今まで使っていたデジカメが壊れてしまってました。電源を入れてもレンズのカバーが開かず・・・・。今年はオートフォーカスの一眼レフも欲しいと思っているし、デジカメもそれほど使っていたわ…

「書かれる手」−堀江敏幸−

マグリット・ユルスナール、竹西寛子、島尾敏雄、長谷川四郎などの作品を取り上げた評論集。YAな「じゃぼん」の後にこういう本を読むのとちょっと辛い。論じられている作家に関しても田中小実昌と須賀敦子くらいしか読んだことのない私としては、正直なとこ…

「しゃぼん」−吉川トリコ−

去年、新潮社の「第三回女による女のためのR-18文学賞」大賞、読者賞ダブル受賞した吉川トリコの初めての単行本。ここに出てくる本の中ではかなり異色かもしれない。これで函入り背表紙茶色の本が並ぶ私の本棚もガーリーに!なんて、借りた本なんですけどね…

「雨の代官山散歩とサイラスの毛糸の帽子」

寒中見舞い申し上げます。今年は、もう少しこちらのほうも更新しようと思っているのだけれど、すでに1月も半ばですね。週末はずっと雨降りだったわりには、土曜日は、荻窪や吉祥寺をまわり、日曜日は五反田、代官山、中目黒と歩いてました。写真は、eaucafe…

「末っ子物語」−尾崎一雄−

昭和35年に、NHKのラジオ小説として書かれたジュニア向けの作品。1975年には「NHK少年ドラマシリーズ」のひとつとしてテレビドラマ化もされてます。「茶目で、図太く、勉強ぎらい。いつもハラハラさせながら、ノビノビと育つ、ある末っ子少女の物語」は、放…

「自分で仕立てる本」−文化出版局編集部−

一時期、吉祥寺のユザワヤで画用紙と厚紙、布を買ってきて、気に入った写真を使って豆本を作るのに凝っていたことがあって、定期的に写真集を作っては、イベントやPickwickWebで売ってみたり、友達の誕生日のプレゼントに添えたりしてました。ちょうど武井武…

「引潮」−庄野潤三−

「これは瀬戸内の島を生れ在所として七十年あまりの年月を、大工の道具、鼻に汗をかく牛、寝たふりをする狸、帆船の航海の苦労、高等科で習ったローマ字、製図の文鎮、台湾の子供たちのくれた旗、めばると海鼠、婚礼の歌、木で作った金庫、白狐を捕らえた木…

「壺のある風景」−青柳瑞穂−

青柳瑞穂の本は、翻訳ならモーパッサンやアベ・プレヴォー、ボーヴォワール、アポリネールなど手に入りやすいようし、著作も「骨董のある風景」や「ささやかな日本発掘」が簡単に手にはいる。でも骨董についての本は、青山二郎にしろ、白州正子にしろ、なん…

「Ecout! Ecout!」−Paul Rand−

昨日から仕事始め。10時出社だったのだが、朝の電車も空いていて、いつもより遅く家を出たのに9時半過ぎに会社に着くことに。そして社内にはほとんど人は居ず。周りの人に挨拶して、何人かで近くの神社にお参りをして、昼前には退社。なんのために会社にい…

「おじいさんの綴方/河骨/立冬」−木山捷平−

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 今年は元旦から雑記を更新しようと思っていたのだけれど、年末年始は部屋の中でいろいろすることもあるし、出かけるにしても近場ばかりなので本を読む機会もなく、ここで取り上げる本がなかっ…