「コチャバンバ行き」−永井龍男−

昨日は1年以上会っていなかった友達と久しぶりに会いました。今日から新しい職場で働くということでそれほどのんびりもできなかったのですが、会わなかったあいだのお互いのことや会わなかった理由などいろいろ話せてよかった。同じような歳で性格的もちょっと似ているところがあって同じようなこと考えていて・・・・。それにしても人はそれぞれ生まれた場所も環境も違って、性格や考え方も違うわけで、そういう人たちが社会の中でうまくつきあっていくのってほんとに大変だなぁと思う。
私なんかこっちからプレッシャーを受けて、あっちからプレッシャーを受けて右往左往しているうちに時が経ってしまって、気がついたら歳をとってそれでも相変わらず右往左往しながら死んでいくんだろうなぁ。

さて今日から4月。うちの会社にも新卒の新人が入ってきて朝礼で紹介されていました。私が前の会社で出社したときは、9時半に会社に行ったのに誰も出社いなくて、床に敷かれた簡易ベッドで寝ていた人と徹夜明けでパソコンに向かっていた人だけが、古い大きな洋館の薄暗い部屋の中にいるだけで、壊れかけたソファーで面接した人が来るまで近くに置いてあった雑誌を昼頃まで読んでました。
小さな窓から差し込む日差しの影とラジオから小さな音量で流れていたスピッツの「チェリー」が妙に心に残ってて、そのせいか今でもこの時期になると「チェリー」が聴きたくなります。