2003-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「花森安治の編集室」-唐澤平吉-

週末に雨が降るといやですね。でも私の場合、雨が降ろうが雪が降ろうが、用事がなくてもたとえ喫茶店で珈琲だけ飲んで帰って来るだけだったとしても、とりあえず出かけてしまいます。普段それほど体を動かしているわけでもないけれど、なんだかずっと家にい…

「東京の小さな喫茶店」-常盤新平-

気がつけば前回書いてから一週間経ってしまってました。はやいねぇ。常盤新平の本は高校生の頃よく読んでいました。多分、海外文学の本を選ぶ基準として初めて意識した翻訳家かもしれません。でも翻訳家として有名な割には作品としてはアーウィン・ショーと…

「ku:nel」(創刊2号)

昔は一つの雑誌を好きになると内容も見ずに発売日になると本屋に行って、もしそれがあまりおもしろくなかったとしても「次に期待」という感じで雑誌を買っていました。でもいつのまにか毎月絶対買うという雑誌もなくなってしまってなんだか寂しいような、「…

「僕は散歩と雑学が好き」-植草甚一-

「コラージュ日記」が発売されているせいもあって、最近また植草甚一の本を読み返してみようかなぁ、なんて思っているのだけれど、10代や20代の頃に聴いて置くべき音楽や読んでおくべき本、観ておくべき映画・・・・というものがやっぱりあって、植草甚一の…

「空飛ぶ絨毯」-堀内誠一-

このところ暇さえあれば古本屋に寄っているという感じなので(昔からか?)、ネットで本を注文することもなかったのだけれど、欲しい本があったのでいくつか注文してみました。やっぱり欲しい本が決まっているときはネットは便利ですね。この本は、1980年代…

「カフェの話」

カフェブームというものがいつから始まったのか、そしてもう終わってるのか、続いてるのか、よく分かりませんが、2000年に発行されたこの本を読んでいると「ブームの前から」という言葉が何回も出てきて、特に感慨もないけれど「ブームだったんだなぁ」と思…

「男性自身 おかしな話」-山口瞳-

前の会社で仲の良かった人が会社を辞めることになったので、金曜日の夜に送別会に行って来ました。30人弱の小さな会社なのですが、送別会に出席した人数は27人。その内半数近くがすでに辞めてしまった人という状態。来れない人からは電話があったりして「変…

「男性自身 素朴な画家の一日」-山口瞳-

山口瞳の本は、電車の中はもちろんちょっとした時間ができるたびにちょこちょこ読んでいって、まだ何冊もあるしね、なんて思いつつすぐに読んでしまいます。といっているうちに文庫本を読み尽くしてしまうのかな。連休の最終日は小雨の中、ユトレヒトでやっ…