2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧
12月に入って本格的に寒くなってくると、ストーブを少し強めにつけて、温かいココアなんかをすすりながらレス・バクスターの「Ricordate Marcellino」をテーマに、フォーフレッシュメン、ミルズ・ブラザーズ、ハイローズ、ブルースターズ、パイド・パイパー…
いままで「美味放浪記」や「檀流クッキング」といった料理に関する本以外、檀一雄の本を読んだことはなかったのだけれど、古本屋の100円均一の棚に積み重ねられたなかから、なにげなく取り出してみて最初ページをめくってみたら、次のような文章が目に入って…
予定ではこの本を取り上げるときに、鎌倉のイワタコーヒーなどについて書こうと思っていたのだけれど、なかなか読み終わらなかったり、書くことがなかったりしたせいで先走ってしまいました。 そんな鎌倉に、昭和7年頃移り住んだという今日出海の交友録であ…
河盛好蔵は、阿佐ヶ谷会のメンバーとしていつか読んでみたいと思っていた人。阿佐ヶ谷会でフランス文学者といえば、青柳瑞穂の名前がすぐに思い浮かんだりするけれど、この本ではその辺の交友録についてはあまりふれてなくて、ちょっと肩すかしだったりしま…
Fire-Kingをはじめとして、McKee、Jeannette・・・・といったメーカーの1920年代から1970年代にかけて作られた製造されたアメリカン・ヴィンテージ・グラスウエアを集めた本。本のサイズが大きいため、写っている食器の質感まで伝わってくるようで、ページをめく…
気が付けば週末が終わってしまいますね。金曜日の夜は古今亭駿菊独演会を見に行って来ました。独演会と言っても曲芸師の翁家和助や五街道佐助、昭和のいるこいるも出演。もっとも私は会社を出るのが遅くなってしまったので、途中からになってしまったのです…
西南戦争で家を焼かれたために、鹿児島から東京に出てきて、銀座でたばこ屋を開業、自ら「広告の親玉」、「安売りの隊長」と称して、誇大広告的なキャッチフレーズを看板やポスターに使った宣伝でのし上がっていった岩谷松平と、輸入葉たばこを原料に、たば…
週明けに名古屋に行ったから、というわけではないけど、昨日から体の調子がどうも悪い。早く寝たせいで、――しかも今日の朝寝坊した――直ってきたものの、昨日はのどが痛くてたばこを吸うたびに、何かを食べるたびに、吐き気がした。といっても、実際には“気”…
今年の4月から5月にかけて行われた東京ステーションギャラリーでの展覧会は、「行こう、行こう」と思っているうちに終わってしまったんですよね。佐野繁次郎に関しては、詳しい人がいろいろなところで書いているので、私はなにも言うことはありません。ぼ…
1972年に発表された“作品集”。この人のような私小説(心境小説)場合、“作品集”と“随筆集”の区別がどのようにつけられているのか不思議。発表された媒体やコーナーの違いなのだろうか。ちなみにこの本は“作品集”と銘打たれていたけれど、隣にあった本の帯に…