2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「あんつる君の便箋」−安藤鶴夫−

“あんつる君の便箋”とは、安藤鶴夫が小泉信三の誕生日に贈り、後に「気に入ったので注文したらまた作ってもらえるだろうか」と問い合わせがあったほど、気に入られた便箋のことで、小泉家ではその便箋のことを“あんつる君の便箋”と呼んでいたらしい。このエ…

「大東京繁盛記 山手編」−島崎藤村・高浜虚子ほか−

東京に関する本を読もうと思っていた年末頃に探していた本を、今ごろになって見つける。関東大震災で大きく変わった東京を描くことを目的に昭和3年に編纂され、その後の多くの東京本に影響を与えた本らしい。「どんな風に」といわれてもその辺はよくわかり…

「OU SE SCHTROUMPFE LE SCHTROUMPF COSTAUD?」−Peyo−

気がつけば旅行から帰ってきて日にちが経ってしまったので、なんだかここにパリの話を書くのもなぁとか、考えてみればとりたてて書くこともないしなぁ、なんて思ったりもする。この本は、「パリのおみやげ」という本に載っていたモナリザ(多分)という古本…

「ザボンの花」−庄野潤三−

旅行から戻って、時差ぼけが戻らないまま、終電近くまで仕事したりして、ようやく週末。さすがにぐったりとしてしまって、昨日、今日は、朝、目が覚めたら12時近くなってました。そのせいで体はすっきりしたけれど。 「ザボンの花」はパリに持っていった本。…

「感想B」−吉田健一−

今週は家に帰ってくるのが遅かったのでなかなか雑記を書いている時間がとれず。新着本もお休み前にもう少し更新する予定だったのだけれどぜんぜん更新できませんでした。そんな状態なのですが、明日からパリ(フランスのほうね)に行くためカヌー犬ブックス…

「第3食いしん坊」−小島政二郎−

去年の夏、京都の下鴨神社の古本市で「食いしん坊」「第2食いしん坊」と一緒に3冊セットで買ったもの。途中まで読んで、カバーを掛けたまま本棚に置きっぱなしにしていたので、すっかり忘れてました。小島政二郎はおもしろいのだけれど、割といろいろなこ…