「ペケさらんぱん」−小島政二郎−

canoe-ken2005-01-27

小島政二郎といえば、雑誌「あまから」や「食いしん坊」など食べ物に関する著作を、まず思い出します。でも、食べ物に関係ない作品を前から読みたいと思っていて、探していたのだけれどなかなか見つかず、結局、ほかに探していた本と一緒にネットで注文。週末に買った本とあわせて、基本的に「その週に読む本だけあればいい、それ以上は積んでおかない」私としては珍しく本棚に読んでいない本が何冊が並んでいるといううれしい状態になってます。といっても5、6冊なんですけどね。でもこれで二週間は楽しめます。
1978年、84歳の時に刊行されたこの本は、食べもののことももちろん多く書かれていますが、俳句のことやテレビのこと、役者のこと、古い友人のこと、文学のこと・・・・など、幅広い題材を思いつくままつづっており、肩の抜けた文章がたのしめます。それほどたくさんの作品を読んでいないので断定はできませんが、自分が良いと思ったものは断定的に褒め、ダメと思ったものは、名前を挙げないにしろはっきりとダメというところなどを含めて、全体的な文章の感じがどこか後年の里見紝の随筆に似ているような気がします。ちなみに、小島政二郎は1894年生まれで1994年没(100歳)、里見紝1888年生まれで1983年没(94歳)と、二人とも長生きしてます。

昨日は代休を取ってお休み。昼近くまで寝て、バナナだけ食べて自転車で西荻へ。ガネーシャ・ガルでカレーランチ。二人で大根とチキンのカレーとホウレンソウのカレーを食べた。大根とカレー?とちょっと思ったけれど、不思議にマッチしていておいしい。カゴからはみ出すくらいの大きなナンも、ふんわりとしていて気がついたら全部食べてしまってました。そのあと、目当ての雑貨屋などがお休みだったので(西荻の古道具屋、雑貨屋は水曜定休が多いらしい。ちなみに前にも書いたけど中央線沿いの古本屋は火曜定休が多い)、吉祥寺移動。麻布茶房でクリームみつ豆を、最後はサンデー・ブランチでスコーンを、と食べてばっかりの一週間真ん中の休日。明日会社に行ったら週末と思うとちょっとうれしい。


男性自身のシリーズから再編集した本。読んだこともある文章がいくつか出てくるし、統一されたテーマがあるわけではないので、どんな意図で再編集したのか分からないというのが本音。なにが困ったわけでもないけれど、困ったもんだなぁ、と思ってしまう。

年が明けてから髪を短く切ったせいで、どうも首筋や頭が寒くて、何年かぶりに毛糸の帽子を買った。なんて言うのか正確には分からないけれど、緑が入ったような青色でオレンジの縁、そして小さなつばがついている。今年の冬は、髪を短いままにしてこれをかぶって過ごす予定。昔は、いつも帽子をかぶっていたものだけど、一度かぶらなくなると、家を出るときについ忘れてしまうようになって、そのうち持っていた帽子も、捨ててしまったりフリマで売ってしまった。すでに今日も帽子を家に忘れてきたとことに、家を出てから気がついた。別の意味でそういうのも、なにが困ったわけでもないけれど、困ったもんだなぁ、と思ってしまうわけで。

今日からミオ犬が友達と一泊二日の日光旅行。で、今日の夜はひとりでのんびり何しようかなぁ、なんて思ってみたりするのだけれど、週の始まり月曜の夜なんて夜遊びにも行けないし、飲みに行く気にもなれないし、実は特にすることもない。別にミオ犬がいたって飲みに行ってるしね。というか、そもそも家に帰ってみるとすでに11時過ぎ。いや、そんなことは最初から分かっているのに、ひとりと思うとなぜかウキウキしてしまうのも、なにが困ったわけでもないけれど、困ったもんだなぁ、と思ってしまうもののひとつ。