「ユーモアスケッチ傑作展」−浅倉久志 編−

この間東急の古本市で見つけて思わず買ってしまい、久しぶりにこういう翻訳もの読んでみました。この手のユーモアスケッチ夢中になってたのは(って夢中で読むほどの内容でもないけど・・・・)ほんの3、4年前のことだったのに、今では日本の作家ばっかり読んでるなんて、何がきっかけで好みが変わるかわかりません。(ほんとになにがきっかけだったのだろう?)
でも久しぶりに読んでみると、ちょっとくだらない部分もあるけれどそういう部分も含めて結構おもしろい。今度どこかでまた見つけたら買って読んでみようと思ってます。

ついでに、この手のエッセイとも短編とも区別できないような文章を書いている日本の作家といえば誰なんだろう、と考えてみました。で、一番に思いつくのはやっぱり星新一なんですけど、そう考えるとちょっとなぁ、という感じ。
で、強引に雑誌の連載ということや気の弱い旦那と強い奥さんがよく出てくるところなどから、日本のジェームス・サーバーは山口瞳だとひとり納得してみたり。日本のユーモアスケッチはシビアだなぁ。きっと私の知らない日本のユーモアスケッチがどこかにあるはず。いつまで経っても系統立てて読むことを知らず、本屋で単にひかれただけという理由で本を雑読している私ですが、いつかそんな小説に出会う日が来るのかな。