「黒いハンカチ」−小沼丹−

小沼丹の本は以前ランカウイ島に行ったときに、「小さな手袋」や「懐中時計」など講談社文芸文庫から出ているものを集めて持っていって、空港や飛行機の中、ホテルの部屋やプールサイドで読み続けたのだけれど、小沼丹の本は手に入りにくいだけにいっぺんに読んでしまうのはもったいなかったな、という気もするし、あれは贅沢な時間だったという気もする。
で、最近になって新刊として出ていることを知ったこの作品はなんと推理小説。といってもそれほど深刻でないところがこの人らしい。推理よりも登場人物の性格や行動に重点が置かれています。

話は変わって、うちの会社は禁煙なので3階のテラスでたばこをすっていて、私はたいてい午前中は10時半くらい、午後は3時くらいと5時前くらいに、たばこをすいに外にでます。ついこの間までは5時になると外は真っ暗だったものですが、最近は明るくなってきましたね。まぁ寒いことは寒い。コートを着ていくわけにもいかないので、ほんとたばこ一本分くらいしか外にはいられない感じです。
小学生の頃、夏至は6月なのに暑いのは8月で、冬至は12月なのに寒いのは2月なのはなぜなんだろうと思ったことなどを思い出しながらたばこを吸ってます。今考えると「日照時間が長い」=「暑い」とならないことは明らかなんですけどね。そうじゃないとフォンランドの夏は猛暑になってしまうわけで・・・・。