「うみべのハリー」−ジーン・ジオン−

おなじみ「どろんこハリー」の続編。家の人たちと海水浴にでかけたハリーが、まわりの海水浴客を巻き込んで大騒ぎになる、というお話。犬や猫を主人公にした絵本は多いけれど、ジオンの描くハリーは愛嬌があってどこかとぼけているようでもあり気に入っている。もう一冊の「ハリーのセーター」も手に入れておきたいと思ってる本です。

普通の古本屋をでは絵本というのはたいていおまけ程度ににしか置いてなくて、でも意外と値段は高かったりします。基本的に子供が読む本だからぼろぼろになってしまっていて古本屋に回ってこないんだろう。
そんな中で私が時々チェックしているのは、荻窪にあるささま書店西荻の興居島屋、それから三鷹台にあるB/RABBITSの3店。ささま書店は特に絵本を中心にしている古屋というわけではなくて、前にも書いたけれど、永井龍男吉田健一などの日本文学やビート関係やフランスなどの海外文学、はたまた落語の本などが幅広く並べられていて、同じような感じで絵本もけっこうあるのがうれしい。
興居島屋は、絵本が中心といえるけれど大人の普通の本も置いてあるという感じ。でもなんと説明していいかわかりませんが並んでいる本にはこだわりがあります。
そしてB/RABBITSは完全に絵本/児童文学のみ。ここも自転車で行ける距離なので気が向いたときにのぞいているのだけれど、なんとなく常連っぽくなりたくなくて行く間隔を故意に少し空けていたりするのです。誤解されそうなので書いておくと、けっしてお店自体が嫌いなわけではありません。でも子供もいるわけでもない30代真ん中の男がしょっちゅう行くのというのはどうもね。しかもお店をやっている女の人がフレンドリーな人なのでよく話しかけられたりするし・・・・。ときどき店の中や外に子供たちがたむろっていて、「仕事中なんだからどこかに行きなさい」、なんて言われているのはご愛敬、ということで。