「ことばのある暮らし」−外山滋比古−

外山滋比古の本は前から気にはなっていたんだけれど、何から読んでいいのかわからなくてずっと保留にしていました。このあいだも書いたけれど最近同じような本ばかり読んでいるのでとりあえずブックオフで105円で売っていたこの本を購入。中公文庫だしね。
普段の生活の中で気がついた言葉の使い方の変化や電話での行き違い、英語と日本語の発音の仕方の違いについてなどを雑記風に書いています(というと誤解を生むかな?)。かなり柔らかく軽い感じで書かれているので、実際にはこれだけ読んでも外山滋比古がどういう文章を書く人なのか分かりません。なのでもう何冊か読んでみる必要があるかな、という感じですね。

この本の内容とは関係ないけれど、文章のうまさというのは、1/3はいろいろな話を知っている(あるいは体験して覚えている)ということと、1/3はそれらの話(あるいは体験)をうまくテーマに合わせて結びつけられる発想力・構成力、そして残りの1/3が読み手にうまく伝わるような文章を書く能力、と私は思っているのだけれど、どうなんだろう?いや、かなり適当です。
そう考えると毎日をなんとなく平穏に過ごしている、そして記憶力のあまりない私にはいい文章なんて書けるわけでもなく、そう思うとこう毎日、だらだらと文章を垂れ流しているのは、毎日自分の恥を上塗りしているだけなんじゃないか、なんて急に恥ずかしくなったりします。
ホームページにしろフリーペーパーにしろ、まぁどうでもいいメディアではあるけれど、10年以上ずっと文章を書き続けているのに、いまだに自分のスタイルとか個性とかないしなぁ・・・・。あれ!?何か書いてんだ!?今日はこんなこと書くつもりじゃなかったのに。