「LOVERS FESTIVA」 at 上野水上音楽堂

canoe-ken2007-06-24

6月に入ってから天気がまったく読めない‥‥。見るたびに天気予報も変わるので、当日の朝にならないと、はっきりわからない。というのはすでに“予報”ではないんじゃないかと思うがどうなんだろう?おまけに先日、関東の梅雨入りは間違っていました、というニュースまで出ていて、なんとなく梅雨が明けてからが夏というイメージがあったりするので、それじゃ、先週までの晴れは春?初夏?なんて思ってしまったり、昨日今日の雨は春雨?なんて思ってしまったり‥‥。

そんなわけで、週末飲みに行ったときは、「明日は上野水上音楽堂でやるLOVERS FESTIVALに行くから雨が降らないといいなぁ。屋根はあるけど、一応野外だし‥‥」なんて言っていたのに、朝起きてみたら晴天で、それはそれでうれしいのだけれど、ここまで晴れなくても、という気分になった。出演者は、高橋健太郎ChesterCopperpot高橋徹也朝日美穂Chocolat & Akitoの5組。こう言ってはなんだけど、どこか懐かしいメンツ。ちゃんと今でも聴いてるのってChocolat & Akitoくらいか、というか、ショコラはあんまり聴いてないから、片寄明人くらいか。でもChocolat & Akitoの「Tropical」は良かったな。片寄明人のポップスを作る音楽家としてのいい面が出ていて、ロッテンハッツの「SMILE」、とりわけ「ノー・リグレッツ」を複雑な気持ちで聴いていた人間としては、感慨深いものがあります。それから片寄明人を音楽家として考えたことがこれまであまりなかったかも、ということにも気づかされたり、片寄明人がショコラにその「ノー・リグレッツ」を提供して、その後結婚したとき、山下達郎が、自分のアルバムと竹内まりや(あるいは、吉田美奈子大貫妙子)のアルバムで、自分の音楽性を使い分けているように、グレイト3とショコラで使い分けていくのかな、と勝手な憶測をしていたな、なんてことも思い出したりしました。実際はぜんぜん違ったけれどね。もともと、一つの感情だけでなく対局にある感情や相反する感情、両方を一つの曲に入れたい、みたいなことを言っていたので、そんな風に簡単に切り分けられるものでもないのだろうと思うけれど、それより前に、そうやって職人のように使い分けられるほど器用な人でもないような気がします。これも私の勝手な憶測ですけどね‥‥。

ライブのほうは、ショコラのキーボードと片寄明人のギターのほかに、リトル・クリーチャーズの栗原務がドラムを担当。最小限のメンバーで片寄明人もギターを弾きまくるというタイプではないし、もちろんショコラもキーボードがうまいというわけではないのに、安定したいいライブに思えるのは、アレンジのセンスのせいなのか、栗原務のドラムがうまいせいなのか。それよりも片寄明人と栗原務に囲まれるとショコラの顔が小さいことが強調されすぎで、そればかり気になってしまいました。