「獅子文六全集 第十四巻」−獅子文六−

canoe-ken2005-02-23

2月9日に「ちょっと厚い単行本を読んでいるので・・・・」と書いた本。「随筆 てんわやんわ」「随筆 山の手の子」「へなへな随筆」「あちら話こちら話」「遊べ遊べ」「東京の悪口」「その辺まで」といった獅子文六の随筆が7冊分収録されています。これで500円は安すぎる!
でも読むのに時間がかかってしまったのは、2月は仕事が忙しくて、昼休みと帰りの電車の中で、本を読む時間が取れなかったということが大きい。昼はほとんど机で仕事しながら食べたりしてたし、週に2回は終電間にあわず、タクシーで帰ったり、電車で帰っても寝てしまったり・・・・。ところで話は変わりますが、一人でタクシーに乗ったときって何してればいいんでしょうか。一対一だと運転手さんと話すこともなくなってしまうし、本を読むには社内は暗いし、深夜にケータイメールを出す人いるわけでもなく、ゲームボーイみたいなものは持ってないし・・・・。みんな、なにしてるんでしょうか?といっても最近は寝てることが多いですが。あぁ今週は週末2日とも休みたい。というか、振休取りたい。暖かくなってきたし、平日の神保町や浅草、鎌倉、横浜・・・・を、フリッパーズ・ギターの「すべての言葉はさよなら」をくちづさみながら、ゆっくり散歩したい。入ったことのない喫茶店に入って、ちょっと濃い珈琲を飲みながら、買ったばかりの本やレコードを眺めてみたい。OM10を首からさげて、裏道を通り抜ける猫を追いかけて写真を撮ったりしたい。池波正太郎の本に出てくるようなお店に行って、おいしいもの食べたい。おみやげにはどこで何を買おう・・・・。いや、妄想は広がっても、実際は、そんなに休めないんですけどね。

さて、「獅子文六全集」。もともと全集なんてそろえよう、なんてことは、思ったこともないけれど、一冊読むとおトクな感じがしてちょっとそろえてみようか、と改めて思ってしまったりもします。さっそくネットで検索してみたら全16冊で2万くらい、安いところだと1万5千円。一冊1000円で単行本何冊分か収録されていて、しかもその作家のほとんどの作品をいっぺんにそろえられるっていうのは、なんだかすごいことのように思えてしまいます。まぁ一冊一冊探していくという楽しみはないけどね。あと問題は置く場所?それもバラバラに買うのに比べたら・・・・。少なくとも獅子文六に関しては、随筆だけ集めた十四、十五、十六巻は探してみるつもり。で、この十四巻を読んでいると・・・・って、7冊分だもの内容が多すぎて、なにをなにから書いていいのやら・・・・。