「わが女房教育」−永井龍男−

なんだか仰々しいタイトルではありますが、内容は、結婚6年目の永井龍男が「今日こんな人を見たよ、でも君にはそんな風になって欲しくないね」とか「たまには君も気分を変えてみるのももいいよ」という、妻への手紙、といった趣の短い文章を集めたもの。文体もいつもの永井龍男をちょっと違っていて個人的にはちょっと違和感があるような気もしないでもない。でも考え方を変えれば、「暮しの手帖」の片隅に連載されたもの、と言われても信じてしまうかもしれない、と言えるかも。この文章だったら花森安治のイラストが似合いそうだし・・・・。いや、ただの思いつきですが。

今年の5月に引っ越して、家にあふれていたおもちゃやレコード、CDの類を処分したせいか、それから物欲がほとんどなくなってしまった感じ。一応おもちゃもスマーフとフレッドくんは残してるし、スノードームやフローティングペンはそのままなのだが、あんまり気を入れて探したりしているわけでもなく、実際ほとんど増えてない。レコードも気がつけば12月に入ってから1枚も買ってない。洋服も今年はピーコートを、と思っていたのだけれど、相変わらずミオ犬のお下がりを着ていたりする。しかしとはいうものの本だけはなぜかよく読んでるのは、古本屋にだけは必要に迫られてまめに通ってるからか。そういうのもどうかと思ってるんだけどね。