「井伏鱒二文集3 釣りの楽しみ」−井伏鱒二−

いくら釣りに興味がない人にもおもしろく書かれているといっても、この厚さで全部釣りの話というのはちょっと食傷気味になってしまう(文字は大きいが)。ましてや岩波から出ている「川釣り」と同じ話も多く収録されてるし・・・・。個人的には半分くらいにして「釣りの楽しみ&●●●●」みたいに2つのテーマでまとめて欲しい気がしますね。「釣りの楽しみ、将棋の楽しみ」とかね。井伏鱒二の将棋についてや対戦した人についての随筆がまとまっていたらちょっとおもしろそうだと思うのですが、どうでしょうか。

田町の駅を出て会社に向かう途中にコージーコーナーがあって、朝、晩通るたびに達郎の「クリスマスイブ」が流れている。しかも英語版。この曲だけ一日中リピートしているのか、私が通るとき、たまたまいつも「クリスマスイブ」になっているのか、わからないけれど、なんだか西武優勝セール中の西友みたいだな、と思う。
私は人に「どんな音楽が好きか」と聴かれたときは、とりあえず「大滝詠一山下達郎、細野春臣」と答えているのだけれど、3人のアルバムを全部持っているわけではなく、「シーズンズ・グリーティングス」も持っていないアルバムの一枚。一応毎年12月になると「今年こそは買おうかな」と思うのだけれど、気がつくとクリスマスは過ぎてしまい、買いそびれてしまう。発表されたのが1993年なので、もう10年以上も買いそびれてるわけですね。というか10年買いそびれてるんだったら、そもそも欲しくないんじゃないの、という気もしますが・・・・。いや、いいわけをさせてもらうなら、「シーズンズ・グリーティングス」を聴こうと思うのは、季節がら12月だけなので、そう考えると1993年から2004年の12月をあわせた12カ月、1年しか経っていないとも言えるわけで。