「苺酒」−尾崎一雄−

西荻のいつもよく古本屋さんで本を眺めていたらその日に限ってなぜかタイトルを含めてなんとなく気になってしまったのだけれど、どういう人なのか全然わからないので今度までに調べておこう、なんて思っていたら、たまたまそのときに読んでいた木山捷平の「茶の木」という短編にその名前を見つけてなんだかもううれしくなってしまった。そして我慢できずに次の日に買いに行ったという次第。
日本の作家の小説を読んでいると、同じ同人誌の仲間だったり恩師、弟子の関係だったりしてつながりが広げやすい。でも同じ仲間だからといってそのどれもがおもしろい作品であるとは限らなくてときどき失敗したりするけれどね。そういう意味で一番最初に読む本というのは大事。まぁそれは本に限ったことではなくてレコードとかを買うときもそうですね。

週末は久しぶりに我々のライブに行って来ました。前に行ったのは2年くらい前?わからん?阿佐ヶ谷の音楽室みたいなところだったはず。最近は高円寺の無力無善寺というところでしかライブをやっていないのでなんとなく行きにくかったのです。今回はビークルヒダカ氏&カトウ氏のGallowが対バンで出るので、去年、野音で買ったビークルTシャツを着て見に行く。
無力無善寺は想像していたとおりというか想像以上の高円寺らしいところで狭いスペースに人がぎゅうぎゅう詰め状態。とは言いつつ我々の番になる頃には、前にから2番目。しかも一番前の人は座っているというベストな場所で我々とGallowのライブを楽しんできました。Gallowはアコースティックなセットだったせいもあって、ヒダカ氏メロディの良さを痛感しました。でも立ち位置的に私の目の前がヒダカ氏というのはどうだったのか!?
帰りに我々のCDRを3枚買って帰る。2曲入りなのでこれを一枚のCDRに焼き直してミニアルバムにするつもり。