「巻頭随筆」−文藝春秋 編−

タイトルどおり「文藝春秋」の巻頭に連載されている随筆をまとめた本。年代順に並んでいるわけではないので正確にはわかりませんが、1960年代後半から1970年代初めのものが100編収録されてます。。執筆者は和田勉金田一春彦井伏鱒二芥川也寸志淀川長治池田弥三郎など幅広いジャンルに渡っていて、読んでいて飽きません。
こういう本を電車の中や待ち合わせの時間に少しずつ読んでみたり、一人で喫茶店や家のソファに座ってコーヒー片手に読んでいるのは楽しい。最近は小難しい小説なんか読むよりもこういった本を読んでいるほうが楽しい。20代の頃は日本人の随筆なんて読んでいるのは時間の無駄とさえ思っていたもので、そんな暇があったら、一冊でも知らない作家の翻訳小説を読みたいと思ってたのにね(翻訳家が書いたエッセイは“勉強”のために読んでましたけど)。歳をとっるといろいろ変わってきますね。
このシリーズは3まで出ているらしいので、どこかの古本屋で見つけられるといいなぁ。

引っ越しして一週間、少しずつ部屋の方も落ち着いてきました。まぁ当分片づけられないモノは片づけられないんですけどね。今日は新しく買ったCDラックが届いたので、山下達郎のサンデーソングブックを聴きながらCDをラックに入れたり、聴かなそうなCDを振り分けていたりしてました。
で、番組中にレコード屋さんをうろうろしていたら「家にCDいっぱいあるんだから買うんなら1枚だけにして」と奥さんに言われている人を見かけた、なんていうはがきが紹介されたりして他人事とは思えない気持ちになったりして・・・・。