「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」−石井好子−

先週末から小学校が春休みに入ったみたいで出勤するときに小学生とすれ違わなくなったせいで出勤する人の足音だけが響く駅までの道がなんだか静かだ。
小学生といっても何が楽しいのか通り沿いの家の柵を笑いながら横歩きしていたり、騒ぎながら石を蹴っている子供がいたり、声だけ聞いているとおばちゃんみたいな笑い声をあげてうわさ話をしている高学年の女の子の団体がいたり、兄弟なのかカップルなのかずっと下を向いて何もしゃべらない男の子と女の子の2人組がいたりさまざまで、改めて6年間という期間の長さを感じてしまいます。

いつもはそんな小学生を避けるような道を歩いているのだけれど、今週は小学校に沿う道を歩きながら校庭のすみに植えられている桜を見つつ駅まで歩いています。駅の向こう側の神田川沿いの桜もきれいなんだろうなぁ、とか目黒川や西郷山公園はにぎわっているんだろうなぁ、と思う。
できることならば仕事なんて忘れて、平日の午後にPACIFIC 57とかオーガニックカフェの窓際の席に座ってゆっくり本でも読んでいたいです。まぁそんなゆったりとした気持ちにもなれないんですけどね。