「書架記」−吉田健一−

土曜日に高円寺の西部古書会館でやっている古書即売会に行き、日曜日は中目黒のカウブックスへ行く。同じ古本屋なのにこの客層の違いはなんなんだろう。というか古本屋としてカウブックスの客層が特異なんでしょうけどね。カップルや女の子2人組がこんなにいる古本屋さんってそうないです。

そのカウブックスになぜか吉田健一永井龍男の単行本がたくさん並んでいてびっくり。いやーこれ欲しかったんだよ、なんて思いつつ微妙な値段だったのでとりあえず保留。吉田健一の本がこんなに並んでるの久しぶりに見ました。そういえばこの「書架記」も青山のほうのカウブックスで買ったんですね。それでお金を払う時にレジで店員に「奥のほうにも吉田健一の本がありますよ」って言われたっけ。
んんっ、実は流行っているのか吉田健一(そして永井龍男)。私は無意識にただ流行にのってるだけなのか!? 山口瞳は流行りにのっちゃおうという意識的に思っていたけど、吉田健一(そして永井龍男)までもがそうなのか。じゃ小沼丹井伏鱒二、これからじっくり読もうと思っている里見トンはどうなんだろう?なんてちょっと疑い深くなってしまいました。
まぁ「人はただ流れに身を任せればいい」ってシャアも言ってたじゃないですか。