「ku:nel」(Vol.6/2004.3.1)

ku:nel」は、号を追うごとに「都会を離れて田舎でのんびり暮らそう」みたいな雑誌になっていくような気がします。確かに東京で自分のペースで暮らしてる人ってそんなにいないのだろう。ここに出てくる人もたいていがフリーで、しかも雑誌の性格上女の人がほとんどだ。
この雑誌と山口瞳のサラリーマン小説を交互に読んでいるとなんだか変な気分になる。片方は久保田万次郎の「竹馬やいろはにほへとちりぢりに」に対して「なにがイロハニホヘトだよ、俺たちのイロハニホヘトは、どうもすこし、どぎつすぎるようだな」とつぶやく物語だもの(これだけじゃ全然わからない?)。
会社員でありながら自分のペースで暮らしてくなってことは所詮不可能なのかな、と通勤途中に半分眠りかけた状態で思ってみたりして・・・・。

ところで私はたいてい金曜日になると古本屋とかレコード屋など寄り道して会社から帰ってくるのだけれど、今週は金曜日に飲む予定だし今日はミオ犬が飲みに行っているので、ちょっと吉祥寺に出てみて久しぶりにアナログ盤を買ってみたりした。ついでにずっと気になっていたタオルかけを直そうと思って金具を買ってサクッと帰る。

うちにあるタオルかけは、2、3年前にマーガレットハウエルのお店で見かけたものをまねて作ったのだが、強度が弱くてガタガタしていたのです。金具を使わずにほぞを組むべきところを釘でごまかしたのがいけない。一応、穴は埋めたんだけどね。でもあまりにもゆらゆらしてしまうので背に腹はかえられずL字でおさえてしまいました。みかけはあまり良くないけど、タオルをかけてもきっちりとしているので満足です。