「男性自身 卑怯者の弁」-山口瞳-

そんな柳原良平の本を眺めながら会社との行き帰りは山口瞳の本を読んでいたりする。
この「卑怯者の弁」は「国家というものを煮詰めれば軍事力ということになる」という清水幾太郎の論文に対して20歳以降の人生は考えられなかったという“戦中派”として、その成立がどうであれ戦争の放棄をいう憲法の規定を守るべき、といった主張をしている。
そんなエッセイと読みつつ家に帰ってくると自衛隊イラクに派遣するというニュースが放送されていて、この状況を見て山口瞳はどう思うのだろうか、なんてことを思う。

それにしても小泉首相の会見は悲壮感が漂っていて、この人はアメリカに首根っこをしっかりと捕まれてしまっているんでだろうな。ほかの国会議員に「自衛隊を派遣しないとどうにもならないんだ。殺されるんだ!」と土下座している小泉首相の姿を想像してみたりする。まぁただの想像ですけど。殺されなくてもスキャンダルを取りざたされて政治生命をたたれる位はあるのかな。ほんと適当ですまぬ。

そんな妄想はおいといて明日からロンドン旅行。楽しみだなぁー。今年は6月に北欧にも行ったし一年に二回も海外旅行に行くなんて!結婚するまで旅行なんて興味もなくて、それでいて「地球の歩き方」のホームページなんて担当してしまい、大変だったのを思い出します。ミオ犬も結婚前から旅行好きというわけでもなかったような気がするのだが・・・・。う〓ん。不思議だ。