「舌の上の散歩道」-團伊玖磨-

最近、少しずつ食事や食べ物というものを生活の中心に持っていこうと思っています。そうすることで、すごく心地よい生活を送れるのではないかと思うのです。よく分かりませんが・・・・。
で、私の場合、まずは食事に何を食べるかということをきちんと決めるようにすることからですね。夜になってさて「夕飯なに食べようか」なんて考えたり、散歩していてもどこでご飯食べてどこでお茶してということをきちんと決めて歩くようにしたいです。
やっぱりさ、レコードや本を中心に生活してると体に良くないと思うのよ。精神的にもさ。というほどレコード中心の生活を送っているわけでもないんですけどね。

あと、いろいろな意味で丁寧に雑にならないようにしたい。分からないことはその場で調べるようにしたり、「ほんとはこれをする前に、あれやるべきなんだろうなぁ」なんて思いながら物事に取り組んだりすることは避けたい。でもそれってすごく難しいことだよね。と人にも甘いが自分にも甘い私はすでに挫折の予感!?

團伊玖磨といえばアサヒグラフ誌上に37年間連載された「パイプのけむり」が有名だけれど、37年連載しただけあってものすごい数の本になってるということと、それよりも単に興味がなかったという理由から本屋で見かけても手に取ったこともありませんでした。
この食べ物をテーマにした本では、ヨーロッパで買い集めたハーブからイモや柘榴、そして砂糖黍までも自分が食べたいからと言う理由で庭で栽培し、いろいろなところに言ってはそこの市場でそこで採れる食べ物(野草を含め)を食べている様子が書かれています。
そして気になることはとことんまで調べていることが分かるような博学な記述がさりげなくちりばめられているところがほかの幾千もある食べ物エッセイと違うところです。