「なつかしい顔」−小島政二郎−

canoe-ken2006-09-06

なんとなく、昨日のつづき・・・・
はなうたサーカスの次に登場したSAIToCAMELは、WATER WATER CAMELというバンドの人らしいのですが、ギターもうまいし、声も通るし、バンドより弾き語りのほうはいいのでは、と思ったりして・・・・。もっともわたしはWATER WATER CAMELの音をを聴いたことないのですが。いや、実は弾き語りのうまさって、ギターのうまさとか歌のうまさうんぬんと違うところで決まるような気もします。
途中でスティールパンが加わったのもわたし的にはうれしい。こんなライブで、テルミンスティールパンを両方聴くことができるとは!という感じ。それほど大きな会場ではなかったので、マイクなどアンプをぜんぜん通さない状態で、それほど強く叩いているわけでもないのにきれいに響いてくるの聴いていると、改めてスティールパンの生音のよさを実感します。でも、こういう演奏を聴いていて困るのは、ろくに楽器も弾けない&弾かないくせに、スティールパンが欲しくなってしまうことですよねぇ。
なんて冗談はおいといて、アナログ盤を買わなくなってしまったせいで、すっかりスティールパンのレコードもまったく買ってません。どうもCDで買う気が起きないのは、昔聴いたスティールパンのCDの音が、なんとなくこもっているような気がして、あまり好きになれなかったからなんだけど、それから10何年も経ってるので、録音技術やマスタリング技術が進んで、スティールパンの音もきれい響くようになってるんだろうなぁ、と、書きながら、リトルテンポとかそんなに違和感なく普通に聴いてることに気がついたりして。まぁリトルテンポの場合、スティールパン以外の要素のおもしろさもあるわけなんですが。
スティールパンのレコードも含めて、アナログ盤を買わなくなると、新しい発見がなくなってしまうような気がします。CDだとあんまりジャケ買いをすることもないし、そもそもCDが出て20年くらいしか経ってないし、その20年間もどちらかというとポップミュージックのフォーマットが安定してしまっている時期だし、適当に買ってきて聴いてみたら、いい意味でも悪い意味でも「なんだこりゃ?」とびっくりするようなものは少ない。再発ものは基本的になんらかの評価があっものが発売されているわけだしね。見知らぬ森の中をザクザクと歩いていくようなわくわくした感じがなつかしいかも、なんてことを、その日、11時くらいに町田から帰ってきてから遊びに行ったパレードで、「最近は意地になってアナログ盤を買ってる」という友達の話を聞きながら思ったりしました。