「腕一本・巴里の横顔」−藤田嗣治−

canoe-ken2006-07-19

3月くらいから1970年代のAORを中心に聴いているのだけれど、ジャンルがジャンルだけになかなか中古屋さんで欲しいCDを見つけることができません。この辺の音楽は、ほんとうはCDよりもアナログ盤で買った方がいいレコードを安く手に入れられるような気がするのですが、いまさらアナログを買う気にもなれないし・・・・。
それにしても今ってAORのジャンルが広がっていて、これもAORなの?というCDが普通にコーナーに置いてあったりしますね。確かにAORっぽいサウンドかも知れないけれど、その当時から使われている言葉をそのまま使って、範囲を広げるのはまずいのでは、範囲を広げるのであれば、新しい言葉を作るべきでは、と思うのは、私だけか。いや、言葉なんてどうでもいいか。
サウンドの表面上はものすごく白人的なのに、ソウルやジャスの要素が多分にあって、ときにラテン的な味付けがあったりして・・・・好きなものを何でも取り入れるということは、結局なんにでもなくなってしまうのを実感します。飛躍して考えると「好きな音楽は?」という問いに対して「割とどんな音楽でも聴く」と答える人は、実はなにも音楽を聴いていないのではないかという・・・・。
で、こういう音楽ばかり聴いていると、もっとリズムがメリハリの聴いた音楽を聴きたくなってしまい、先日、喫茶銀座でノーザンソウルを聴いた影響もあって、ここ一週間くらいは、ホット・ワックス〜インヴィクタス、カートム、ブランズウィックなど、1970年代のソウルばかり聴いてます。モータウンやノーザン、シカコばっかりで、サザンソウルまで行かないのは、AORの影響を引きずっているから、なんだけれど、改めてChi-Litesなんて聴くと心に染みます。これからはスイートソウルか!という勢いな2006年の夏、って梅雨も明けてないですけど・・・・。