「明治の人間」−小島政二郎−

canoe-ken2006-06-16

気がついたら6月ももう半分過ぎてました。うはぁ〜。なんだか、なにが忙しいというわけでもないけれど、本の更新をするだけで精一杯で、雑記を書く余裕がなかったりします。いちおう“あれについてこう書こう”なんてことを、会社帰りとか寝る前とかに考えたりしているのですが、いざパソコンにむかうと書く気になれず、iPodに曲を入れてみたり・・・・。で、次の日になると、“なんだかわざわざ書くほどのことでもないな”と思ってしまう。って、こんなことこそどうでもいいことですね。最近は本もあまり読んでいないな。

そういうわけで、この「明治の人間」も読んでからかなり日が経ってしまってます。若い頃は、ある年齢以上の人が、「昔はよかった」とか「今ではまったくなくなってしまった」的なことを書くことに、ものすごい反発を感じていて、「そのいいものを捨てたのは、どの世代の人々だよ」と思っていたけれど、自分がある程度歳を取ってくると、自分が暮らしている場所とはまったく違うところで、世の中が動いていくのを感じるし、結局は、その中で、自分なりにきちんと仕事をしたり、日々の生活を送ったりしていくしかないんだなぁ、という半分あきらめのような気持ちも分かってくる、なんてことを、この本を読みながら考えていたような思う。いや、ちょっと違ったような気もするな。

ところで6月10日で、カヌー犬ブックスも3周年を迎えました。ふぅ〜。自分で言うのもなんですが、必死になってやってみたらもう3年経っちゃったよ、という気持ちと、なんだかだらだらと3年が過ぎちゃったな、という気持ちが混ざり合ってます。