「べつの鍵」−獅子文六−

canoe-ken2006-01-25

どうやら寝違えたらしくて、朝起きたら、首が痛くて回らない状態になってしまいました。そして、こういう日に限って出張で名古屋に行かなくてはいけなかったりするわけで、とりあえず、今読んでいる本をいったんやめて、この本を持って家を出る。
でも新幹線に乗るからといって、ちょっと気合いを入れて新しい本を持っていっても、たいていの場合、移動中は寝てしまうので、全部読み切ることはなかったりします。でも今回は首が痛いせいで、電車の中でぜんぜん眠れなくて、加えて本の内容も、長編のためのプロットのような作品や回想録風のエッセイなど、軽めのものが雑多に収録されている感じなので、さらさらと読めてしまって、めずらしく名古屋に着く前に読み切ってしまった。
ちなみに表題は谷崎潤一郎「鍵」に対しての返答、とのこと。でもわたしは「鍵」を読んでいないので行間まで読むことはできません。

名古屋では、特にこれといったことはなくて、味噌煮込みうどんを夜食べて帰ってきたくらいなんだけれど、名古屋駅の地下は9時過ぎるとほとんどの店がしまっていて、ちょっとびっくり。わたしたちがうどんを食べた店も、店内はもう閉店近くの雰囲気で、2人前のうどんもなく、一人半分のうどんを鍋二つにしてもらって食べるという・・・・。そういうわけなので、帰りに読む本を買っておかなくちゃ、と思いつつも、そんな余裕はなく、10時前の新幹線に乗り込み、もう一度「べつの鍵」を読み返してみたけれど、さすがに眠くなってきて、品川に着くころには、よけい首が痛くなってしまった。

けっきょく、家に着いたのは、12時過ぎ。
「なんだかんだいっても日帰りで名古屋に行くと遅くなってしまうなぁ」なんて思いながら、すぐにお風呂に入って寝ることにする。でも新幹線で寝たせいかなかなか眠れない。寝る姿勢をかえるにもかえられず、ぼんやりと考えごとしたり・・・・。やっと眠りはじめても寝返りをうつにも首が痛くて、そのたびになんだか目が覚めてしまい、どうも今日は眠いし、しかも首の痛みはぜんぜん治らない・・・・。なんだかパソコンに一日中むかっていると、首だけでなく肩全体がこってしまうような・・・・。