「ひとり旅は楽し」−池内紀−

canoe-ken2005-10-14

旅行中に旅の本でも読もうと思って、まだアップしていない旅の本からこの本を取りだしてみたのだけれど、けっきょくそのまま読んでしまった。

ひとり旅なんてほとんどしたことのない私としては、若い頃にもっと旅行に行ったりしておけば良かったなぁと思う。若い頃は、ほんとお金なかったし、なんていいわけもできるけれど、普通に月に20枚くらいはレコード買ってたしねぇ。単に旅行に行こうと思わなかっただけなのだろう。基本的に家にいるのはいやなくせに出不精、という性格なので、近くをうろうろとしているだけで楽しかった。それは今も変わらないのだろう。だからひとり旅なんてそうそうできない今だからこそ思うのかもしれない。

でも、木山捷平井伏鱒二のような身軽さでどこかに行けたら気分がいいだろう。映画を観た後にふと思い立って、ワンマンバスを乗り継いで伊豆とか名古屋まで行ってしまうような、田中小実昌の身軽さまでは望んでないのだが。

さて、旅行中は、皆さまにご迷惑をお掛けしますが、帰ってきたらまたコツコツと再開いたしますのでよろしくお願いします。