「同行百歳」−山口瞳−

canoe-ken2005-09-05

「同行百歳」−山口瞳
8月30日は、山口瞳の命日なので、寝かせておいたこの本を追悼の意味も込めて読んでみた。日本の習慣としては、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌・・・・と続くので、10年という区切りはあまり関係ない。でも、何をするわけでもなく、個人的に本を読み返すくらいなら、10年というのは区切りとしてはいいかもしれない。本当はもう10年前のことなんて思い出すのも、書いたりするのも面倒な気分ではあるんだけれどね・・・・。
そういえば、私が成人式の時のサントリーの広告はどんな言葉だったんだろうか。ちょっと気になったので調べてみたら、「卑しい酒を飲むな!」というタイトルが付けられた文章だった。

 (略)成人式を迎えた諸君!おめでとう!僕にはもう何も言うことはない。
 ただひとつだけ、卑しい人間になるな、と言いたい。
 コソコソするな。思いやりのない無神経な人間になるな。(略)

・・・・・・・・。