「悦ちゃん」−獅子文六−

canoe-ken2005-04-03

朝の8時就寝。mother dictionaryのフリマに行くので、9時半には起きなくてはいけないので、出かける前くらいに起こしてもらえるだろうと思って、ソファーで寝ることにする。・・・・と思ったのだけれど、隣で寝ているミオ犬も、隣の部屋から目覚まし時計の音が聞こえてくるにもかかわらずなかなか起きてこない。そんなわけで、結局、起きたのは11時、家を出たのは12時。フリマは14時までしかやっていないんですけどねぇ。

mother dictionaryのフリマは、三軒茶屋にあるものづくり学校のいち教室を使って行われていて、5月にカヌー件ブックスを開くライフアンドシェルター社の人も参加している。狭い教室の中は小さな子どもたちとお母さんたちでいっぱい。走り回る子どもをよけるようにして、知り合いに挨拶したり、フードコーナーでカレーを食べたり、クッキーなどを買ったりする。どういう風に書いたらいいのか分からないけれど、どのお母さんも、なんだか“お母さん”という感じではなくて、自分のやりたいことをしつつ、子育ては子育てとしてちゃんとしているという感じ。で、別にどちらがどうのこうのいう気もないし、比べるなんて気もまったくないのだけれど、前日、同級生、未婚女性3人と夜遊びに行ったばかりなので、まるで違う世界だな、なんて思ったりする。
30歳を半ばになると、それまでの生き方がストレートに出てきておもしろい。もう「願えば夢はかなう」なんてことも思わないけれど、自分にそもそもどんな能力があって、これまでにどのように毎日を過ごしてきたか・・・・といったものが、いい意味でも悪い意味でも今の自分を創ってきていて、その上でこれから自分が何をしたいのか、何をすべきなのか、という方向が分かってくる。一日、一日が過ぎていくことで大きな意味での可能性はなくなっていくかもしれないけれど、重ねた日数分、違う意味での可能性が開けてくる。あとはその上でどう人生を楽しむか、ということなのかもしれない。適当。

2時の撤収にあわせて、ものづくり学校を出た後、そのまま下北へ歩く。はじめての道を適当に見当をつけて歩いたので、途中道に迷ったりもしたけれど、いい感じの本がある古本屋見つけたり、エクステリアの雑貨屋さんをのぞいたり、変な動きをするネコに出会ったり、なかなか楽しい。下北では、テラピンでお茶。歩き回ったので、フカフカのソファーがうれしい。