「ヨオロツパの世紀末」-吉田健一-

一応ここは「本に関する忘備録」というテーマで、買った本や読んだ本について日記風に書いていければいいな、と思ってます。

吉田健一は最近一番お気に入りの作家。旅行用にネットで3册まとめて文庫本を買ったつもりだっだのけれど、ちゃんと見て買わなかったせいで一冊だけ単行本が届いてしまいました。これは、雑誌「ユリイカ」に1969年7月から1970年6月のあいだ、連載されたものをまとめたもので1970年に刊行された本です。
もともと読みやすいとは言えない吉田健一の文章に加えて、文語体&旧仮名遣いが使われていたりして、電車の中で読んでいても全然内容が頭に入ってこなくて、ちょっと迷いましたが読むのを断念。昔は買った本はなんとしてでも、ちゃんと理解できなくてもとりあえず最後まで読んでいましたが、ここ何年かそういうこともなくなってしまい、「読み通せないのは私にとって読む必要のないもの」と勝手に決め込んであきらめてしまうようになってます。

でもこの本は岩波文庫で出ている(た?)らしいので、そちらの方を読むことにしたい。文庫なら旧仮名遣いが直されているしね。こういう本を普通に読めるようになりたいともちょっと思いますが・・・・。なんて初めからこんなことでいいのでしょうか?