「ジョン・クレアの詩集」−上林暁−

自分で言うのもなんだけれど、渋い本ばかり読んでるなぁ。というより執筆時の平均年齢が高すぎ!この本もあとがきで書かれているように上林暁の25冊目の本で60代後半、70歳目前の作品集です。いや単に若いときの本が見つからなかったり、見つかっても高かったりして手に入らないだけなんですけど。これらの本を読んでその作家の作風などが分かるかということについてはちょっと疑問。でもこの現役ではないリタイヤして肩の力が抜けた感じの文章が、今の私にとっては魅力的でもある。そういう意味では山口瞳は最後まで現役だったのですね。

今日は、初台のオペラシティで10月16日から行われているヴォルフガング・ティルマンス展に行って来ました。初日は本人によるトークショウが行われたこともあって、会場はかなり混み合っていたらしい。私の場合、この展覧会を知ったときには、すでに終わってました。残念、トークの内容(テキスト)は近日公開予定らしいので、ホームページを時々チェックするつもり。まぁテキスト読むんだったら雑誌のインタビュー読んでるのと変わらないわけだが・・・・。
額に入っているプリントももちろんあるし、プリントがそのままテープで貼られているものもあるし、プリンターでプリントアウトされたものあったり、壁の上の方に張られている写真があったりと、それぞれ一つ一つの写真をじっくりと見ていくというよりも会場全体で一つの雰囲気(というとちょっと安易な気もしますが・・・・)を作り出してる感じの展覧会だったので、今日も割と見に来ている人が多かったけれど、それほど気にならずにゆっくり見れました。